東京の一休計画
東京都内において、タクシーの2割程度を1日だけ休車して、1台あたりの売上がどのように増加するかを実験する計画があります。東京のタクシー経営者有志でつくる「タクシー問題懇談会」が、以前発表したものです。いろんな影響を考慮して実施月や曜日を検討して、今秋の月曜日に行なう予定だそうです。その名を「一休計画」と呼んでいます。
休車させる割合は、タクシー供給が適正だったとされる96年の1日の平均走行距離や、実車率になるように算出した結果、現状の稼動台数の78%にするというものです。例えば、100台保有の会社でも、平均として通常90台の稼動であれば、その78%で70台(20台休車)という計算になります。かつて北九州でも行なった「一律減車」というのは、保有車両の1割を減車したので稼働率が高い会社と低い会社で不公平が生じましたが、このやり方は評価できると思います。
懇談会の試算では、1日の1台あたりの運送収入は、約5万円から約6万4000円に増えるとしています(ただし、最近の景況悪化状態では5万3000円程度)。また、減車によって1日の全タクシーの路上などでの待ち時間が約93%減るため、渋滞が激減するとしています。
タクシーでもこういった社会実験を行なっていくことが必要だと思います。しかし、東京では、人材も多いしシンクタンク的な活動ができる土台があるからできるのですが、地方ではなかなか厳しいものがあります。運輸局がもっと力を貸して欲しいものです。
休車させる割合は、タクシー供給が適正だったとされる96年の1日の平均走行距離や、実車率になるように算出した結果、現状の稼動台数の78%にするというものです。例えば、100台保有の会社でも、平均として通常90台の稼動であれば、その78%で70台(20台休車)という計算になります。かつて北九州でも行なった「一律減車」というのは、保有車両の1割を減車したので稼働率が高い会社と低い会社で不公平が生じましたが、このやり方は評価できると思います。
懇談会の試算では、1日の1台あたりの運送収入は、約5万円から約6万4000円に増えるとしています(ただし、最近の景況悪化状態では5万3000円程度)。また、減車によって1日の全タクシーの路上などでの待ち時間が約93%減るため、渋滞が激減するとしています。
タクシーでもこういった社会実験を行なっていくことが必要だと思います。しかし、東京では、人材も多いしシンクタンク的な活動ができる土台があるからできるのですが、地方ではなかなか厳しいものがあります。運輸局がもっと力を貸して欲しいものです。