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福島空港の悲劇

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福島空港の悲劇
日本航空が福島県に対し「来年1月限りで撤退したい」と伝えてきた。
福島空港での、日航の路線撤廃の話です。
 1993年に開港した福島空港は99年度の約75万7000人をピークに利用者減少が続き、2007年度は約51万6000人。そのうち国内線は約41万7000人にとどまる。
◇福島空港の定期路線◇
 路線   運航会社   便数
 <国内線>
・札幌便  全日空    2便/日
・大阪便  日本航空   2便/日(休止へ)
      IBEX   3便/日
・沖縄便  JTA    1便/日(休止へ)
(名古屋便 エアーセントラル 07年に休止)
(福岡便  ANK      06年に休止)
 <国際線>
・上海便  中国東方航空 2便/週
・ソウル便 アシアナ航空 7便/週
 日航が運航する大阪(伊丹、関空)線、沖縄線の3便合わせた利用者は昨年度、約20万3500人で、空港利用者全体の約4割、国内線のほぼ半数を占める。
 空港運営も深刻だ。県の空港運営収支は06年度、約3億円の赤字。航空会社が支払う空港使用料が収入の多くを占めるが、全体の3―4割を支払ってきた日航撤退で赤字はさらに拡大する。
――――
空港には「撤退」という爆弾がいきなり落ちてくる。空港を作った以上、どれだけ周辺の市民が支えることができるかにかかってくる。北九州空港は、幸いスターフライヤーが頑張って多くの便を確保しているので、今のところ心配はないと思うが、北九州市民がもっと応援する気持ちを持たないと将来はどうなるかわからないと思う。
 福岡で持ち上がっている「新空港の構想」だけは何とか反対していかねばならないと思う。そして、北九州市民は、意識して北九州空港を使っていくべきであり、行政も爆弾が落ちないように監視していく必要があろう。
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