IT業界がタクシーに参入
IT業界がタクシーに参入したというニュース。
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青森市のソフトウエア開発「リンクステーション」は1日、同市のタクシー会社「合同交通」を完全子会社化する契約を結んだ。既にリンク社は同市の「文化タクシー」を傘下に収めており、大嶋社長は同日の本紙取材に対し「11月1日をめどに両タクシー会社を合併する予定。社名も変更し、IT企業が運営する新しいクリーンなイメージのタクシー会社を目指したい」と述べた。
両社の現在の保有台数は、文化タクシーが23台、合同交通が30台。両社が合併すると計53台となり、青森市内のタクシー会社では中堅クラスとなる。
合併後の社名は「リンクタクシー」とし、リンク社が運営する青森県の検索サイト名を取り入れた「ポみっと!タクシー」のブランド名で営業していく方針。
2003年にリンク社を創業した大嶋社長は15年4月、文化タクシーの社長に就任し、今年6月にリンク社の完全子会社とした。この間、車内空間が広い日産のワゴン型タクシー専用車「NV200」を10台導入した。
同時に社内に「女子部」を設置して女性の視点を生かしたサービス向上に取り組み、NV200にあおもり藍を使ったシートカバーの採用や、車内で無料で使える無線LANサービス「Wi-Fi(ワイファイ)」の導入など、県内業界で初となる試みを次々と行ってきた。
現状維持では衰退していく業界なので、どんどん新しいことにチャレンジしていきたい」と話している。
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タクシーは厳しい業界ですが、こうして参入しようとする企業があるということは、新しい風が吹いていいことですね。我々も頑張らねば!