京都の中堅老舗タクシー会社の倒産

京都の老舗タクシー会社が破産したというニュース。
―――
民事再生手続き中だったタクシーの京聯（きょうれん）自動車（京都市南区）が再建を断念し、事業を停止したことが３１日分かった。今後は民事再生手続きを廃止し、破産手続きに移る見通し。２９日付で乗務員ら約１６０人を解雇した。
　代理人の弁護士によると、延滞していた社会保険料約２億３０００万円の支払い猶予に日本年金機構側が応じず、当初予定通り２０１７年までの完済を求められたため、再建計画案の策定ができない状況に陥ったという。
　京聯自動車は、１９３８年に戦時統合で発足した。車両の保有台数は約１９０台と中堅クラス。京都のタクシー業界では老舗で、知名度も高かったが、運賃値下げ競争の激化で近年は経営状態が悪化していた。
―――
　民事再生に至ったのも年金機構が応じなかったからで、今回も応じなかったために破産に陥ったようです。少しずつでも返済してもらう選択が年金側になかったのか？会社が滞納したことが悪いとは言え、国ももう少し譲歩してもよかったのではないかと思います。