TOP > ニュース > 格安航空券販売会社の破たん

メディア

格安航空券販売会社の破たん

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
格安航空券販売会社の破たん
国内格安航空券の販売を行う「旅リンクス」が、事業停止をしたことがわかりました。資金繰りの悪化が原因とみられ、同社ホームページ上には弁済に関する案内が掲載されています。同社は、第3種旅行業登録を行っており、300万円を限度として日本旅行業協会(JATA)から、航空券を購入しすでに支払いを終えた債権者に弁済を行うとしていますが、規模が明らかになっておらず、全額の弁済が行われるかは不明です。
 旅行業法では、売上等の規模に応じて、旅行者の保護を図るために一定の金額を営業保証金として供託することになっています。ただし、旅行業協会に入会した場合には、営業保証金の5分の1の保証金で済み、返済することになった場合には旅行業協会が返済することになります。第3種旅行業の場合は、年間2億円未満が300万円なので、リンクスはその規模だったと思われます。毎事業年度終了後に取引額を報告し、例えば2億円を超えた場合には営業保証金が450万円に上がるので、不足分を収める必要があります。あるいは、急成長して年度途中に大幅に取引が増えていた場合は、保証金が十分ではない場合もあるでしょう。
 それにしても、チケットの取扱い会社が破たんするというのは、格安航空券を取り扱うにあたって収支が合わないチケットもあったということなのでしょうか?消費者にとって、格安チケットは有難いことですが、どこか無理があるのでしょうね。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加