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タクシー車両の実態調査より

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タクシー車両の実態調査より

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全タク連が行ったタクシー車両の使用年数や車種に関する調査結果を見てみました。
 車齢別分布によると、正規分布ではなく、二つの山があります。車齢で、2から3年が一つ目のピークで、7~8年が二つ目のピークになっています。この理由のひとつは、東京での平均車齢が3年と短く、1から3年の車が主体である点が全体を引っ張ってるからだと思います。通常であれば、新車導入からの耐用期間である8から9年くらいまでが横並びで、以降少なくなっていくとう分布になると思われます。
 地域的に見てみると、沖縄県の平均車齢が11.2年と長く、5年以内の車が少ないことから、最近は新車の導入が控えられていることがわかります。平均車齢が一番長いのが、鳥取の12.5年ですが、こちらは中古車の比率が62%と一番多いことから、中古車での代替を進めている様子がわかります。
 平均車齢や中古車比率と、経営状況との相関を取ってみると、有意な結果が得られるのではないかと感じた次第です。全タク連も、どうせならそこまで分析してほしかったなあ。それか、私のような者に分析を頼んでくれたらいいのに、ですね。

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