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漢検と新漢検のバトル

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漢検と新漢検のバトル
「新漢検」として漢字習熟度検定を始める「日本漢字習熟度検定機構」に対し、「漢検」として漢字検定を行っている「日本漢字能力検定協会」が、「新漢検」の通称を使わないよう申し入れているという記事がありました。機構は6月17日、特許庁に「新漢検」の商標登録を出願したが、協会は反対しているようです。
 機構は兵庫県の高校教諭OBらで構成。検定は10月から実施予定でしたが、準備が遅れ12月にスタートすることになっているそうです。
 記事によると、「漢検」を含む商標は95年以降、59件登録され、うち31件は逮捕された前理事長が代表を務める関連会社が所有。協会が無償譲渡するよう求め交渉中という。
 機構のホームページには、設立趣旨として次のように書かれています。
~当財団の設立認可は2009年2月17日であり、昨今話題となっている日本漢字能力検定協会の不祥事発覚以前であり、その事に関連した何らかの意図でもって立ち上げたものではありません。
日本語に関する勉学を専門とする学識研究者の発想、発議により立ち上げられた組織であり、利益追求を第一義的目的とするものではありません。~
 いかにも、漢検が利益追求を第一義的目的としているかのような書き方ですね。
 新漢検の資格としては、初級、中級、上級、師範の4種類で、漢検の1~10級という表現と変えているようです。さて、どちらが将来の本流となるのでしょうか?
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