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父の死

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父の死
昨日、大分でのセミナー中に姉から電話が入っていて、埼玉の実の父が亡くなったとの連絡がありました。昨年から肺炎で入院していて、一時は快方に向かったときもありましたが、体力的にもかなり落ちてきた印象も強く、半分は老衰だったのだろうと思います。3月の90歳の誕生日を目前にして力尽きたことは無念だったのか、それとももう休もうと思いながら眠るように引き取ったのか、恐らく後者だったろうと私は思っています。
 埼玉の秩父は、先日の記録的な豪雪で、未だに鉄道が復旧していないところも多く、移動が困難な状況が続いています。雪の為、母も病院には見舞いに行けない状況で、昨日の午前10時頃、母と電話で話した時には一瞬間をおきながらも大丈夫と言っていました。実際にはその30分後に亡くなっており、母も知る由がなかったのだろうと思いました。
 私は今は養子として北九州人になっているので、こちらの取引先等には今回の父のことは伏せておこうと思います。葬儀も雪の影響で1週間ほど延びますが、旧姓松本の二男として亡き父と過ごしたいと思っています。
 大分からの帰り道、そして今日の会議中と、父との思い出がめまぐるしく頭の中を駆け巡りました。警察官から慣れない商売を引き継いで、兄弟で私だけ大学と大学院まで行かせてもらって、大変な姿ひとつみせずに、尊敬できる父だったなあと思います。今は幸い離れているので、大きな喪失感は湧かないのですが、もう話もできないとなると寂しいものです。
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