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新経連か規制改革かどっちを選択しますか?

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新経連か規制改革かどっちを選択しますか?
5月8日、新経済連盟が「ライドシェア新法」の提案をしています。タクシーの運転手が今後10年間で3分の1が減少するという推計の一方、高齢者やインバウンドの需要は増加するという説明から、ライドシェアが必要という理論構成です。
 一方、規制改革推進会議は、私の提案を受けて、国交省や全タク連の意見も聞いた上で、5月11日に「意見」としてのまとめを発表しています。新経連の現状分析はもっともであり、そのことはタクシー事業者としても十分認識しなければならないことだと思います。その上で、今のタクシーの枠組みだけでは、これらの問題に答えることは無理であることも認識すべきです。全タク連の11の対策だけでは、特に運転者不足には応えることができません。私は、ライドシェアが合法化される前に、タクシー事業者がその市場を支配していくべきではないかという提案です。
 タクシー業界は、あくまで反対を貫きますか?それとも、ライドシェア新法か私の提案のどちらを選びますか?全国のタクシー事業者のみなさん、ライドシェアが合法化されて勝てますか?高齢化と減少する運転者に歯止めをかけることができますか?残念ながら、国会の議員さんたちにも今の課題を十分に理解し判断することは難しいと思います。特に、中小のタクシー会社の状況は届いているとは考えにくいと思います。
 少なくとも、業界内でも十分な議論をすべきです。安政の大獄をやっている状況ではありません。どの選択が、将来のタクシーにとって得なのか、よく考えていきましょう。
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