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高齢者の短距離交通ニーズと自治体の対応

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高齢者の短距離交通ニーズと自治体の対応
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表記の本が贈られてきました。
 昨年、当社にヒアリングにきていただいた研究者の方から、「高齢者短距離交通プロジェクト」の報告書がまとまったからということで、送っていただいたものです。
 高齢化の進展に伴い、マイカーに頼れない高齢者への日常的な移動手段確保のために、各地でさまざまな取り組みがなされていますが、その施策も問題を抱えています。
 ①バリアフリー化は、特定箇所の整備やはやりの技術に期待しすぎて、実際の交通ニーズを反映していない。
 ②既存バスとコミュニティバスという二重のバスネットワークに固執しすぎている。タクシー等も対象に含め、利用者や住民組織に地域ニーズに合った交通モードを選択させるといった努力があまり行われていない。
 わたしもその通りだと思います。
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第3章において、日田市の「おでかけ支援事業」、光タクシーの「おでかけ交通」とともに、当社の定期券等の割引やちくタクきっぷが紹介されています。
 基本的には既存の公共交通網を維持しながら、タクシーなどで結線を図る短距離輸送システムが必要なのではないかという論点です。なかなか上手にまとめていると思いました。
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