- 4. 委員会雑感その2 [さだかね] 2006/05/17 23:09
- 規制緩和後の状況として、業界側は、大量増車による労働条件の悪化や事故の増加、あるいは名義貸しに近い形の不適切な会社の出現等の悪い面のみを強調してきた。それは、この委員会でも終始語られてもきたが、その意図される落とし所は規制緩和の中止しかないのだろう。しかし、規制緩和を後戻りさせることは、世論が納得することは100%あり得ない。むしろ、悪い面を強調することによって、それをさせないための監査の強化を助長させていくことになっている。
ある委員が、「北風と太陽」の北風政策よりも太陽のほうがいいのではないかと言われたが、業界の発言は北風を推進しているように感じられる。このままでは、労働基準法や道路運送法双方からの締め付けが強くなり、事故防止としてはタコメーターなどの義務化が検討されそうである。自由な発想で需要開拓を行うよりも、法令を守ることのみに力や資金を使わなければならなくなる。
我々は、今タクシー事業を行っているものとして、どう発言したらどちらに転びそうかをよく考えるべきである。要望することが、結果として意図していない方向に向かってしまうことは得策ではない。
私は、労働条件の悪化や事故の増加などを強く訴えるべきではないと思っている。運転手資格制度の導入で、自然と供給を絞っていくほうが事業者としてはやりやすいのではないか。現在のタクシー運転手の地位は高いとは言えず、資格制度で多少なりとも地位を上げて若い人の意欲をあげる方向が望ましいのではないかと考えている。
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